平成24年 2月 定例会(第1回) 平成24年2月27日◯議事日程(第2号) 平成24年2月27日(月)午前10時開議 第1
会議録署名議員指名 第2 第1号議案 平成23年度浜松市
一般会計補正予算(第6号) 第3 第2号議案 平成23年度浜松市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 第4 第3号議案 平成23年度浜松市
母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計補正予算(第1号) 第5 第4号議案 平成23年度浜松市
介護保険事業特別会計補正予算(第1号) 第6 第5号議案 平成23年度浜松市
後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号) 第7 第6号議案 平成23年度浜松市と畜場・
市場事業特別会計補正予算(第1号) 第8 第7号議案 平成23年度浜松市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号) 第9 第8号議案 平成23年度浜松市
中央卸売市場事業特別会計補正予算(第3号) 第10 第9号議案 平成23年度浜松市
公共用地取得事業特別会計補正予算(第1号) 第11 第10号議案 平成23年度浜松市
小型自動車競走事業特別会計補正予算(第1号) 第12 第11号議案 平成23年度浜松市
駐車場事業特別会計補正予算(第3号) 第13 第12号議案 平成23年度浜松市
簡易水道事業特別会計補正予算(第2号) 第14 第13号議案 平成23年度浜松市
公債管理特別会計補正予算(第1号) 第15 第14号議案 平成23年度浜松市
病院事業会計補正予算(第3号) 第16 第15号議案 平成23年度浜松市
水道事業会計補正予算(第2号) 第17 第16号議案 平成23年度浜松市
下水道事業会計補正予算(第3号) 第18 第17号議案 浜松市
龍山地域自治区
特産物等振興資金貸付基金に関する条例の廃止について 第19 第18号議案 浜松市
中央卸売市場業務条例の一部改正について 第20 第19号議案 浜松市
地域振興等基金に関する条例の制定について 第21 第20号議案 浜松市
中央卸売市場施設整備基金に関する条例の制定について 第22 第21号議案 浜松市
フルーツパーク条例の制定について 第23 第22号議案 あらたに生じた土地の確認について 第24 第23号議案 字の区域の変更について 第25 第24号議案
工事請負契約締結について(浜松市新
活動拠点施設整備工事) 第26 第25号議案
市有財産取得について(
静ヶ谷リサイクルセンター用地) 第27 第26号議案
市有財産取得の変更について(
浜松都田工業用地(南ブロック)) 第28 第27号議案
市有財産処分について(半田山四丁目土地) 第29 第28号議案 市有財産の無償譲渡について(重機車庫及び事務所) 第30 第29号議案
指定管理者の指定について(浜松市春野美しい
森林むらづくりモデル施設) 第31 第30号議案
指定管理者の指定について(浜松市
市民協働センター) 第32 第31号議案
指定管理者の指定について(浜松市
男女共同参画推進センター) 第33 第32号議案
指定管理者の指定について(浜松市
教育文化会館・
浜松復興記念館) 第34 第33号議案
指定管理者の指定について(浜松市
林業研修施設田楽の里) 第35 第34号議案
指定管理者の指定について(浜松市
福祉交流センター) 第36 第35号議案
指定管理者の指定について(浜松市
浜北障害者生活介護施設光の園) 第37 第36号議案
指定管理者の指定について(浜松市勤労会館) 第38 第37号議案
指定管理者の指定について(浜松市
サンライフ浜北) 第39 第38号議案
指定管理者の指定について(浜松市船明墓地) 第40 第39号議案
指定管理者の指定について(浜松市浜松斎場・浜松市浜北斎場・浜松市雄踏斎場) 第41 第40号議案
指定管理者の指定について(浜松市
総合産業展示館) 第42 第41号議案
指定管理者の指定について(浜松市
ギャラリーモール) 第43 第42号議案
指定管理者の指定について(浜松市
観光バス公共駐車場) 第44 第43号議案
指定管理者の指定について(浜松市弁天島海浜公園) 第45 第44号議案
指定管理者の指定について(浜松市渚園) 第46 第45号議案
指定管理者の指定について(
浜松まつり会館) 第47 第46号議案
指定管理者の指定について(浜松市気賀関所) 第48 第47号議案
指定管理者の指定について(浜松城公園) 第49 第48号議案
指定管理者の指定について(
遠州灘海浜公園(白羽地区及び中田島中地区)) 第50 第49号議案
指定管理者の指定について(浜松市
新川北駐車場・浜松市
新川南駐車場・浜松市駅北駐車場・浜松市
ザザシティ駐車場) 第51 第50号議案
指定管理者の指定について(
浜松市営住宅(北区・浜北区・天竜区)) 第52 第51号議案
指定管理者の指定について(浜松市か
わな野外活動センター) 第53 第52号議案
指定管理者の指定について(
浜松市立西図書館) 第54 第53号議案
指定管理者の指定について(
浜松市立積志図書館) 第55 第54号議案
市道路線認定について 第56 第55号議案
市道路線廃止について 第57 第56号議案
市道路線変更について 第58 第57号議案 平成24年度浜松市
一般会計予算 第59 第58号議案 平成24年度浜松市
国民健康保険事業特別会計予算 第60 第59号議案 平成24年度浜松市
母子寡婦福祉資金貸付事業特別会計予算 第61 第60号議案 平成24年度浜松市
介護保険事業特別会計予算 第62 第61号議案 平成24年度浜松市
後期高齢者医療事業特別会計予算 第63 第62号議案 平成24年度浜松市と畜場・
市場事業特別会計予算 第64 第63号議案 平成24年度浜松市
農業集落排水事業特別会計予算 第65 第64号議案 平成24年度浜松市
中央卸売市場事業特別会計予算 第66 第65号議案 平成24年度浜松市
公共用地取得事業特別会計予算 第67 第66号議案 平成24年度浜松市
育英事業特別会計予算 第68 第67号議案 平成24年度浜松市
学童等災害共済事業特別会計予算 第69 第68号議案 平成24年度浜松市
小型自動車競走事業特別会計予算 第70 第69号議案 平成24年度浜松市
駐車場事業特別会計予算 第71 第70号議案 平成24年度浜松市
簡易水道事業特別会計予算 第72 第71号議案 平成24年度浜松市
公債管理特別会計予算 第73 第72号議案 平成24年度浜松市熊財産区
特別会計予算 第74 第73号議案 平成24年度浜松市
病院事業会計予算 第75 第74号議案 平成24年度浜松市
水道事業会計予算 第76 第75号議案 平成24年度浜松市
下水道事業会計予算 第77 第76号議案 浜松市
農業委員会委員の選挙区等に関する条例等の一部改正について 第78 第77号議案 浜松市
防災会議条例の一部改正について 第79 第78号議案
浜松市立図書館協議会条例等の一部改正について 第80 第79号議案 浜松市
社会福祉審議会条例等の一部改正について 第81 第80号議案 浜松市
総合体育館条例等の一部改正について 第82 第81号議案 浜松市水泳場条例の一部改正について 第83 第82号議案 浜松市
運動広場条例の一部改正について 第84 第83号議案 浜松市庭球場条例の一部改正について 第85 第84号議案 浜松市
春野森林文化伝承館条例の廃止について 第86 第85号議案 浜松市
林業者等休養福祉施設しらかば荘条例の廃止について 第87 第86号議案 浜松市
職員定数条例の一部改正について 第88 第87号議案 浜松市職員の育児休業等に関する条例の一部改正について 第89 第88号議案 浜松市語学指導等を行う外国青年である職員の給料等に関する条例の一部改正について 第90 第89号議案 浜松市税条例の一部改正について 第91 第90号議案 浜松市手数料条例の一部改正について 第92 第91号議案 浜松市
重度心身障害児扶養手当に関する条例の一部改正について 第93 第92号議案 浜松市
根洗学園条例の一部改正について 第94 第93号議案 浜松市
発達医療総合福祉センター条例の一部改正について 第95 第94号議案 浜松市
介護保険条例の一部改正について 第96 第95号議案 浜松市
国民健康保険条例の一部改正について 第97 第96号議案 浜松市
後期高齢者医療に関する条例の一部改正について 第98 第97号議案
浜松市立勤労青少年ホーム条例の一部改正について 第99 第98号議案
村櫛漁港管理条例及び浜松市
舞阪水産物荷さばき所条例の一部改正について 第100 第99号議案 浜松市
市街化調整区域における開発区域等を定める条例の一部改正について 第101 第100号議案 浜松市
駐車場条例の一部改正について 第102 第101号議案 浜松市
自転車等駐車場条例の一部改正について 第103 第102号議案 浜松市
道路占用料徴収条例の一部改正について 第104 第103号議案 浜松市
準用河川流水占用料等徴収条例及び浜松市
普通河川条例の一部改正について 第105 第104号議案 浜松市下水道条例及び浜松市
農業集落排水処理施設条例の一部改正について 第106 第105号議案
浜松市立幼稚園条例の一部改正について 第107 第106号議案
浜松市立小学校及び中学校条例の一部改正について 第108 第107号議案
浜松市立公民館条例の一部改正について 第109 第108号議案 浜松市特定非
営利活動促進法施行条例の制定について 第110 第109号議案 浜松市職員の退隠料等の年額改定に関する条例の制定について 第111 第110号議案 浜松市
児童福祉法施行条例の制定について 第112 第111号議案 浜松市
国民健康保険佐久間病院看護師等修学資金貸与条例の制定について 第113 第112号議案 浜松市水道事業及び
下水道事業の資本剰余金の処分に関する条例の制定について 第114 第113号議案 浜松市技術上の監督業務を行わせる水道の布設工事並びに
布設工事監督者及び
水道技術管理者の資格を定める条例の制定について 第115 第114号議案 浜松市公共下水道及び都市下水路の構造及び維持管理に関する基準を定める条例の制定について 第116 第115号議案 市有財産の無償譲渡について(浜松市
林業者等休養福祉施設しらかば荘) 第117 第116号議案
全国自治宝くじ事務協議会規約の一部変更について 第118 第117号議案
浜名学園組合規約の変更について 第119 第118号議案 東遠学園組合の共同処理する事務の変更及び東遠
学園組合規約の変更について 第120 第119号議案
養護老人ホームとよおか
管理組合規約の変更について 第121 第120号議案
包括外部監査契約締結について
-----------------------------------◯本日の会議に付した事件 議事日程のとおり。
-----------------------------------◯出席議員(46人) 1番 小沢明美 2番 幸田惠里子 3番 小黒啓子 4番 北島 定 5番 山崎真之輔 6番 田中照彦 7番 神間智博 8番 戸田 誠 9番 高林 修 10番 松島育治 11番 平間良明 12番 徳光卓也 13番
西川公一郎 14番 小倉 篤 15番 新村和弘 16番 湖東秀隆 17番 鈴木滋芳 18番 鳥井徳孝 19番 野尻 護 20番 早戸勝一 21番 波多野 亘 22番 飯田末夫 23番 袴田修司 24番 斉藤晴明 25番 松下正行 26番 関 イチロー 27番 河合和弘 28番 和久田哲男 29番 花井和夫 30番 渥美 誠 31番 大見 芳 32番 太田康隆 33番 氏原章博 34番 吉村哲志 35番 二橋雅夫 36番 丸井通晴 37番 黒田 豊 38番 鈴木浩太郎 39番 高林龍治 40番 内田幸博 41番 桜井祐一 43番 今田欽也 44番 鈴木育男 45番 中村勝彦 46番 柳川樹一郎 47番
酒井基寿◯出席説明員 市長 鈴木康友 副市長 山崎泰啓 副市長 古橋利広 危機管理監 徳増幸雄
企画調整部長 寺田賢次 総務部長 鈴木利享 財務部長 神門純一 市民部長 岩井正次
健康福祉部長 杉山浩之
健康福祉部保健所長 西原信彦
こども家庭部長 兼子いづみ 環境部長 杉山悦朗 産業部長 安形秀幸
都市整備部長 村田和彦 土木部長 松井 充
企画調整部参事(秘書課長) 山名 裕 財務部次長(財政課長)門名孝叔 教育長 高木伸三
学校教育部長 花井和徳 水道事業及び
下水道事業管理者 鈴木 勲
上下水道部長 鈴木梅夫 消防長 牧田正稔
監査事務局参与(
監査事務局長)
三室正夫----------------------------------- 監査委員 鈴木
充◯出席議会事務局職員 事務局長 池谷和宏 事務局次長(
議会総務課長) 大林幸廣
議事調査課長 山本 泉
議会総務課専門監 (
議会総務課長補佐) 小楠浩規
議事調査課専門監 議事調査課副主幹 (
議事調査課長補佐) 大橋臣夫 (
議会運営グループ長)鈴木克尚
議事調査課主幹 議事調査課主任 伊藤和之 (
調査広報グループ長)鈴木啓友
議事調査課主任 本間 剛
議事調査課主任 島田和宏----------------------------------- 午前10時開議
○議長(吉村哲志) ただいまから、本日の会議を開きます。
-----------------------------------
○議長(吉村哲志) 本日の日程に入ります。 本日の議事日程は、お手元に配付した日程のとおりであります。 最初に、日程第1
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第78条の規定により、6番
田中照彦議員、21番
波多野亘議員、38番
鈴木浩太郎議員を指名いたします。
-----------------------------------
○議長(吉村哲志) 次に、日程第2第1
号議案平成23年度浜松市
一般会計補正予算(第6号)から、日程第57第56
号議案市道路線変更についてまでの56件を一括して議題といたします。 議題の56件は、休会中、それぞれの常任委員会に審査の付託をしてありますので、その経過と結果について、各委員長の報告を求めます。 最初に、13番
厚生保健委員長西川公一郎議員。 〔
厚生保健委員長 西川公一郎議員登壇〕
◆
厚生保健委員長(
西川公一郎)
厚生保健委員会に付託されました議案8件について、去る2月22日に委員会を開催し、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 最初に、第1
号議案平成23年度浜松市
一般会計補正予算(第6号)について申し上げます。 まず、第3款民生費に計上の
私立幼稚園就園奨励助成事業について、委員から、公立、私立幼稚園の
保護者負担についてただしたところ、当局から、保育料以外の負担もあるため一概には言えないが、非課税世帯で比較した場合、実質的な
保護者負担は公立、私立でほぼ同等と考えているとの答弁がありました。 次に、
生活保護扶助事業について、委員から、
生活扶助事業と
医療扶助事業を組み替える理由についてただしたところ、当局から、当初予算においては、
リーマンショック以降の
生活保護受給世帯の増加傾向を見込んで予算化したが、平成23年9月の5385世帯以降、受給世帯数は横ばいとなり、見込みを下回ったため、
生活扶助事業は減額することとなった。一方、
医療扶助事業については、高額な入院ケースがふえたことなどにより不足が見込まれるため、予算の組み替えで対応することとなったとの答弁がありました。 次に、第4款衛生費に計上の
赤十字病院移転助成事業について、委員から、事業費の減額は診療体制が整わないことによるものとのことであるが、現在の状況はどうかただしたところ、当局から、医師不足により、外来では産科、入院では産科、眼科、耳鼻咽喉科で本来の診療体制となっておらず、新年度までにこの体制が大幅に改善することは難しいとの答弁がありました。これに対し同委員から、移転支援や周辺整備に多くの公費が投入されており、市としても厳しく対応を求めてほしいとの意見がありました。 次に、
母子医療費等支援事業について、委員から、
不妊治療費補助金が増加した理由をただしたところ、当局から、21年度より市単独での助成を始めたことや所得制限を撤廃したこと、また医療機関での補助制度の説明などにより周知されてきたことが理由と考えられるとの答弁がありました。これに対し同委員から、補助金の効果についてただしたところ、当局から、不妊治療と出産を行う医療機関が異なるケースも多く、不妊治療が妊娠に結びついたケースについて、これまで市として把握していなかったが、24年度から、医療機関の協力を得て統計をとっていくとの答弁がありました。 次に、
結核対策事業について、委員から、減額補正となった理由をただしたところ、当局から、結核患者の発生数は年度によりばらつきがあり、特に
生活保護受給者や無保険者の勧告入院は医療費をすべて公費で賄う仕組みのため、対象となる
勧告入院者数の減少が大きく影響したとの答弁がありました。 このほか、第1号議案の審査に当たっては、一時
保護所運営事業の
施設警備委託の内容、
子宮頸がん予防ワクチン接種者増加の要因、
高齢者緊急通報システムの活用についてなど、種々質疑・意見がありましたが、採決の結果、第1号議案は全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、第14
号議案平成23年度浜松市
病院事業会計補正予算(第3号)について申し上げます。 委員から、浜松市
リハビリテーション病院の医業収益の増額理由についてただしたところ、当局から、22年7月には180床での診療を開始するなど、診療・
スタッフ体制を充実してきたこと、また、ニーズの高かった
スポーツ整形で毎日診療を行うなどの取り組みにより、入院・外来とも患者数がふえているためであるとの答弁がありました。 このほか、
浜松医療センター附属診療所の廃止に伴う清算などについても質疑・意見がありましたが、採決を行った結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 次に、第34
号議案浜松市
福祉交流センターに係る
指定管理者の指定については、委員から、市施設におけるイベント等において、地震が起きた場合の避難方法や避難場所のアナウンスを行うなど、震災対応の強化と市民への意識啓発を行うよう、
指定管理者にも指導してほしいとの意見などがありましたが、採決を行った結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。 このほか、当委員会に付託されました第2
号議案平成23年度浜松市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)についてほか4議案については、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しております。 以上、審査の概要を申し上げ、
厚生保健委員会の委員長報告といたします。
○議長(吉村哲志) 次に、28番
環境経済委員長和久田哲男議員。 〔
環境経済委員長 和久田哲男議員登壇〕
◆
環境経済委員長(和久田哲男)
環境経済委員会に付託されました議案21件について、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 最初に、第1
号議案平成23年度浜松市
一般会計補正予算(第6号)について申し上げます。 まず、第4款衛生費に計上の
資源循環推進事業は、ごみ減量のための啓発絵本を増刷するものであるが、委員から、この絵本の配付先についてただしたところ、当局から、200冊については読み聞かせ用として、当初配付できなかった
特別支援学級や県立の学校等に配付する。また、新たに縮小版9200冊を作成し、市内の小学校の新1年生全員に配付するものであるとの答弁がありました。 次に、第5款労働費中、パーソナル・サポート・
サービスモデル事業について、委員から、事業の成果とPR方法についてただしたところ、当局から、1月末までに354人から延べ2156件の相談があり、その中で最終的に91人の方が就職に結びついた。また、PR方法については、広報はままつやホームページなどに掲載し、昨年9月にはパーソナル・サポート・センターのある中区以外の6区において出張相談会を行ったほか、11月には自治会の協力により、市内全戸に情報提供を行ったとの答弁がありました。これに対し同委員から、この事業は
緊急雇用対策として行われたものであるが、結果も出ているため、
福祉関連機関と連携しながら、継続して実施してほしいとの意見が述べられました。 次に、第6
款農林水産業費中、
林業振興推進費に計上の天竜材生産・
物流拠点整備助成事業について、委員から、減額理由についてただしたところ、当局から、国の補助事業として、
木材流通加工施設の整備に対する補助を行う予定であったが、国において事業が採択されなかったため減額するものである。なお、25年度の事業実施に向け、現在、国・県と調整をしているとの答弁がありました。これに対し複数の委員から、地元材の利用拡大のための重要な施策であるのでぜひ実施してほしい、地域への大きな貢献となるため
トップセールスで進めてほしいなどの意見が述べられました。 次に、第7款商工費中、
商業政策推進費に計上の
エリアマネジメント支援事業について、委員から、1000万円の当初予算を710万円減額する理由についてただしたところ、当局から、
エリアマネジメント支援事業は、中心市街地の活性化に絡む土地・建物の所有者の現状調査を実施するものであるが、当初、委託により事業を行う予定であったが、実際は直営で行ったため減額するものであるとの答弁がありました。これに対し同委員から、調査結果をもとに、中心市街地が浜松の顔となるような政策を実施してほしいとの意見が述べられました。 これら質疑・意見の後、採決を行った結果、第1号議案については、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第25
号議案市有財産取得について(
静ヶ谷リサイクルセンター用地)について、委員から、今後の
リサイクルセンターの整備予定についてただしたところ、当局から、24年度は実施設計書を作成するとともに、
生活環境影響調査や地質調査、安定化調査などを実施し、25年度、26年度には造成・建設工事等を行い、27年度からの稼働を予定しているとの答弁があり、採決を行った結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第33号議案
指定管理者の指定について(浜松市
林業研修施設田楽の里)など、
指定管理者の指定についての10議案について申し上げます。
指定管理者の指定については、委員から、特殊な業務であるからという理由で同じ業者に継続して任せることはどうか、また、
指定管理者の管理運営の状況についても市としてしっかりチェックしてほしい、さらに、誘客の観点、市民サービス向上の観点から、市内の施設のネットワーク化を図るような指導をしてほしいなど、種々意見が述べられましたが、これら10議案について、それぞれ採決を行った結果、いずれも全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 このほか、当委員会に付託されました第6
号議案平成23年度浜松市と畜場・
市場事業特別会計補正予算(第1号)ほか8議案については、いずれも全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しております。 以上、審査の概要を申し上げ、
環境経済委員会の委員長報告といたします。
○議長(吉村哲志) 次に、33番建設消防委員長氏原章博議員。 〔建設消防委員長 氏原章博議員登壇〕
◆建設消防委員長(氏原章博) 建設消防委員会に付託されました議案14件について、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 最初に、第1
号議案平成23年度浜松市
一般会計補正予算(第6号)について申し上げます。 第9款消防費中、第1項常備消防費に計上の地震対策消防水利整備事業について、当局から、耐震性貯水槽の設置予定地である船越公園において、40トンの耐震性貯水槽設置工事を行ったところ、地中から産業廃棄物が出たため、これを処分する経費を追加するものであるとの説明がありました。これに対し委員から、産業廃棄物の種類及び規模とこれまでの経緯についてただしたところ、当局から、埋められていた産業廃棄物はコンクリート、れんが、瓶類、タイヤ、鉄くず、その他プラスチック類などのいわゆる建設ごみであり、規模としては110立方メートル、160トンほどであった。また、これまでのこの土地の埋め立ての経緯については、以前、一般廃棄物の処分地として使用されていた土地であったことが確認された。なお、出てきた廃棄物の処分に当たっては、現行法令上、産業廃棄物として取り扱われ、今回は消防で掘り出したごみは処分していくとの答弁がありました。 次に、第2項非常備消防費に計上の消防団資機材整備事業について、委員から、新たに整備される資機材と配置先についてただしたところ、当局から、各支団本部に3人から6人乗りの折り畳み式樹脂製ボート7艇を配備するほか、トランシーバーを162台の消防団車両に5台ずつと副方面隊長以上に122台の計932台を整備し、201カ所の避難所活動を想定した夜間活動用の投光機、発電機等を整備する。さらに、ライフジャケットとヘッドライトを3060人の消防団員全員に配付する予定であるとの答弁がありました。これに対し他の委員から、配備された資機材については、地区防災隊などと連携を図りながら、訓練に活用するなどの取り組みをしてほしいとの意見が述べられました。 これらの質疑の後、採決を行った結果、第1号議案は全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第49号議案
指定管理者の指定について(浜松市
新川北駐車場・浜松市
新川南駐車場・浜松市駅北駐車場・浜松市
ザザシティ駐車場)について申し上げます。 まず委員から、今回の
指定管理者の候補者について、最も安い金額を提案した団体を選定していない理由をただしたところ、当局から、駐車場施設を適正な価格で適切に管理する必要があること、また、
ザザシティ駐車場の出口から国道152号へ出る際の交通安全対策も重要で、適切なガードマンの人員配置による安全確保の点なども判断基準としたとの答弁がありました。 これらの質疑・意見の後、採決を行った結果、第49号議案は全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 このほか、当委員会に付託されました第7
号議案平成23年度浜松市
農業集落排水事業特別会計補正予算(第2号)ほか11議案についても、いずれも全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しております。 以上、審査の概要を申し上げ、建設消防委員会の委員長報告といたします。
○議長(吉村哲志) 次に、41番市民文教委員長桜井祐一議員。 〔市民文教委員長 桜井祐一議員登壇〕
◆市民文教委員長(桜井祐一) 市民文教委員会に付託されました議案12件について、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 最初に、第1
号議案平成23年度浜松市
一般会計補正予算(第6号)について申し上げます。 第2款総務費中、東区役所費に計上の防犯灯設置維持管理助成金について、66万6000円の減額となっていることから、委員から、減額となった理由についてただしたところ、当局から、自治会が設置するLEDの防犯灯1灯につき6000円を加算して補助するものであるが、一般の防犯灯に比べ設置費がやや割高で自治会の負担がふえることから、当初150灯の設置を見込んでいたが、39灯となったため減額するものであるとの答弁がありました。 次に、生涯学習費に計上の美術館資料購入基金積立金について、委員から、これまでの資料購入の状況と今後の予定についてただしたところ、当局から、浜松市美術館は平成17年度までに466点で約5億7600万円の資料を購入し、今年度も、浜松市出身で世界的に評価され、戦後日本美術史を語る上で欠かせない画家の中村宏さんの作品3点を535万5000円で購入した。今後、浜松市美術館では、新美術館の具体的な方向性が出るまでは、資料の購入は控える予定であるとの答弁がありました。これに対し同委員から、作品の選定方法についてただしたところ、当局から、美術館の学芸スタッフ等が選定した作品を、近隣の美術館や静岡県立美術館の学芸員、収集資料の内容によっては東京等の専門家に依頼し、美術資料審査会において、作品の評価や金額も含め、購入の妥当性について検討しているとの答弁がありました。 次に、第4款衛生費中、墓園費に計上の天竜区船明地区墓地整備事業について、委員から、23年度の整備状況についてただしたところ、当局から、ことしは工事全体5期のうち、第1期目で普通墓所2平方メートルを91区画、普通墓所の3平方メートルを735区画と駐車場63台分を整備したとの答弁がありました。これに対し同委員から、墓園の応募状況についてただしたところ、当局から、現時点で普通墓所2平方メートルが88区画、3平方メートルが142区画で合計230区画の応募があったとの答弁がありました。 以上の質疑の後、採決を行った結果、第1号議案は全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第19
号議案浜松市
地域振興等基金に関する条例の制定について申し上げます。 委員から、この基金により、どのような事業を実施するのかとただしたところ、当局から、全体で40億円を積み立て、25年度から10年間かけ、中山間地域のまちづくり事業や地域力向上事業など、新市建設計画に掲載されているソフト事業に充当していくものであるとの答弁がありました。 以上の質疑の後、採決を行った結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第53号議案
指定管理者の指定について(
浜松市立積志図書館)について申し上げます。 委員から、
指定管理者に指定された業者と次点の業者との評価点の差は0.6点と僅差で、提案金額では、選定された業者のほうが約500万円も高いが、評価点がこの程度の差で提案金額が安い次点の業者にすべきではないかとただしたところ、当局から、
指定管理者の選定マニュアルでは得点順に候補者を決めるようになっており、今回選定された業者は評価した23項目のうち13項目で最高得点、8項目で次点をとっていることから決定したものであるとの答弁がありました。これに対し他の委員から、点数も大事であるが、図書館を指定管理する業者はすべて同じで疑問である。違った業者に委託すれば比較できるのではないかとの意見がありましたが、採決を行った結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 このほか、当委員会に付託されました第24号議案
工事請負契約締結について(浜松市新
活動拠点施設整備工事)ほか8議案についても、いずれも全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しております。 以上、審査の概要を申し上げ、市民文教委員会の委員長報告といたします。
○議長(吉村哲志) 次に、22番総務委員長飯田末夫議員。 〔総務委員長 飯田末夫議員登壇〕
◆総務委員長(飯田末夫) 総務委員会に付託されました議案5件について、慎重に審査いたしましたので、その経過と結果について御報告申し上げます。 最初に、第1
号議案平成23年度浜松市
一般会計補正予算(第6号)について申し上げます。 まず、第2款総務費に計上の住民基本台帳システム等改修事業については、1億5000万円減額補正されていることから、委員から、その理由についてただしたところ、当局から、住民基本台帳法の一部改正に伴い、外国人の国籍、通称名、在留資格期間などの情報項目を住民基本台帳に追加することになった。当初は台帳のファイルを拡張する方法を考えていたが、この方法では関係するシステムに大きな影響が及ぶことが判明したため、外国人に関する項目を別ファイルで管理する方法に変更したほか、オンライン端末の画面や帳票の改修を減らしたことにより、事業費を減額するものであるとの答弁がありました。 次に、歳入の不動産売払収入について、委員から、売り払う半田山の土地は震災時の災害廃棄物仮置き場の候補地となっているが、今後も、このような土地も含めて遊休資産の売却を積極的に進めるのかとただしたところ、当局から、今後、新たな地震被害想定が示されるので、環境部等と連携を図り、市としての考え方をまとめていきたいとの答弁がありました。また他の委員から、今回の不動産売払収入は基金に積み立てられるが、基金は収入した年度以降の歳出の財源として取り崩される。それぞれの基金の処分条項で使途が規定されているものの、表現はあいまいで、どの事業に充当されるのかわかりにくいため、今後の予算審査に当たっては、収入、基金積み立て、取り崩しの流れがわかるように、資料などを用いて説明してほしいとの要望が述べられました。 次に、第9款消防費に計上の被災地支援事業について、委員から、1200万円の減額は大船渡市への職員派遣人数の減に伴うものとの説明だが、減員となった理由等についてただしたところ、当局から、大船渡市の意向に合わせて職員を派遣しているが、調整の結果、4人減員となったもので、4人分の赴任旅費等を減額するものであるとの答弁がありました。 これらの質疑の後、採決に当たり、一委員から、半田山の土地売り払いに伴う歳入と、これを財源とする資産管理基金積立金については、東日本大震災被災地の状況を考えると、震災発生時の災害廃棄物仮置き場や仮設住宅用地を、市みずからの判断で確保する必要があるにもかかわらず、このような一団の市有地を手放すものであることから反対であるとの意見が述べられたため、起立採決を行った結果、賛成多数により、第1号議案は原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 次に、第27号議案半田山四丁目土地に係る
市有財産処分については、採決に当たり、委員から、処分費は適正に不動産鑑定をした価格を参考に入札をした結果である。今後、地価が取得費程度に高くなるとは期待できず、見切りをつけて早急に処分できたことは評価したいとの発言がありました。これに対し一委員から、第1号議案と同様の理由から反対であるとの意見が述べられたため、起立採決を行った結果、賛成多数により、原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。 このほか、当委員会に付託されました第13
号議案平成23年度浜松市
公債管理特別会計補正予算(第1号)についてほか2議案については、いずれも全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しております。 以上、審査の概要を申し上げ、総務委員会の委員長報告といたします。
○議長(吉村哲志) 以上で各委員長の報告は終わりました。 ただいまから、委員長報告に対する質疑を許します。 質疑はありませんか。--発言がないようですので、質疑を打ち切ります。 ただいまから、討論に入ります。 討論の通告がありますので、発言を許します。 3番小黒啓子議員。(拍手) 〔小黒啓子議員登壇〕
◆3番(小黒啓子) それでは、日本共産党浜松市議団を代表いたしまして、第1
号議案平成23年度浜松市
一般会計補正予算(第6号)、第21
号議案浜松市
フルーツパーク条例の制定について、第27号議案
市有財産処分について(半田山四丁目土地)、第52号議案
指定管理者の指定について(
浜松市立西図書館)、第53号議案
指定管理者の指定について(
浜松市立積志図書館)の五つの議案に対しまして反対の立場から討論を行います。 初めに、第1
号議案平成23年度浜松市
一般会計補正予算ですが、歳入の財産売払収入、歳出の資産管理基金積立金として同額の11億6100万円が計上され、これは第27号議案
市有財産処分についての議案と関連いたしますので、あわせて討論を行います。 この土地は、土地開発公社が学校用地として取得しておりました2万1000平方メートルという一団の広大な土地であり、土地開発公社の解散に向け、浜松市が平成25年度に買い戻す予定であったものを、時期を繰り上げ、約25億円で土地開発公社から買い戻したものです。本議案はその土地を株式会社パナホーム静岡に11億6100万円で売り払うというものになっています。1月の総務委員会では、この土地を民間へ売却していくという報告がなされましたが、そのときは既に売却について公示し、応募の受け付けが始まっている時期に行われました。会派でこの土地について調査をいたしましたところ、平成20年度末に、市が瓦れき・残骸物仮置き場の候補地としてリストアップしていた土地であるということがわかりましたので、1月の総務委員会でも、売却ではなく、震災に備えて市民のために活用すべきではないかと意見を申し上げました。 昨年の3月11日に未曾有の東日本大震災があり、間もなく1年が経過しようとしていますが、被災地ではいまだに復興がおくれています。その原因は多々ありますけれども、何といっても政府の対応がおくれています。また、震災の被害が広範囲に及んでいることや津波被害の特徴として、家族も家も財産も根こそぎ、ありとあらゆるものが失われていることなどが挙げられ、加えて福島原発事故の問題が複合連鎖していることも特徴に挙げられています。 さらに、復興をおくらせている一つに瓦れきの処理の問題があります。環境省の情報では、宮城、岩手、福島3県の建物から発生しました瓦れきの量は約2500万トンに上ると推計されまして、それに対応した瓦れきの仮置き場が十分ではなく、平らな土地が少ない上に、仮置き場の候補地となる公有地では仮設住宅の建設が優先的に進み、場所が確保しにくいという事情もあります。また、瓦れきを処分する際にリサイクルできるもの、できないものなどの分別や、破砕処理などが必要であったりと、予想を超える場所の確保に今でも苦しんでいるところです。 本市の場合、予想される瓦れきの量を522万立方メートルとし、現在候補地として確保している面積は222万平方メートルありますので、2.5メートルの高さで積み上げればおさまるという計算をしております。しかし、これはあくまでも第3次被害想定で予測されているものでありまして、東日本大震災の教訓から言えば、十分であるという状況ではありません。市の所有している土地は貴重な市民の財産です。遊休資産だからといって、行革審の言いなりに何でも売ってお金にしていくのではなく、市民のために有効活用できないかをまず検討し、市民の命や暮らしを守ることを最優先にすべきです。この半田山の土地は災害に備えて、市が瓦れき・残骸物の仮置き場となっていること、また14億円もの損失を出して民間へ売却することは市民の納得が得られないことから反対いたします。 次に、第21
号議案浜松市
フルーツパーク条例の制定についてですが、これはフルーツパークを公社から切り離し、公の施設として設置し、利用料金制で
指定管理者制度を導入するという条例の制定であります。市はこれまで検討してまいりました、新法人を設立して
指定管理者とするという方針を改めて、公募で
指定管理者を選定することとしています。行革審からは長期的なフルーツパークへの市の負担を考えれば、つぶすことに20億円かかっても一つの選択肢であると、廃園について強硬な意見も続いております。50億円をかけて平成8年にオープンしたフルーツパークですが、外郭団体のあり方や借地解消についてなどさまざまな問題を抱えており、新法人設立の難航から、
指定管理者へ移行して、それもうまくいかなければ廃園もやむなきというストーリーが見え隠れします。
指定管理者制度の導入については、これまでも重ねてその害悪について述べておりますが、全国で起きている事例では、市民の財産である公の施設が民間事業者の管理に移行し、運営状況が悪くなれば、不採算であることなどを理由に事業者が撤退し、そのことから施設そのものが廃止に追いやられた事例も数多くございます。
指定管理者制度が導入されて8年が経過しようとしていますが、平成22年12月に総務省が
指定管理者制度の運用について、改めて制度の適切な運用に努められるよう助言すると通知を出しました。全国では既に7万を超える施設で
指定管理者制度が導入され、現在もふえ続けています。しかし、導入後の状況を見れば、公の施設のあり方、事業運営、そこで働く人たちへの深刻な影響、指定の取り消しなども激増している、それらのことから、制度の抜本的な見直しが緊急の課題になっているところであります。 本議案は、フルーツパークを農業等の振興による地域活性化に関する情報の収集発信することを事業とし、農業振興施設として条例制定を求めるものですが、現在の
指定管理者制度には以上述べましたように多くの問題を含むことから反対いたします。 最後に、第52号議案
指定管理者の指定について(
浜松市立西図書館)及び第53号議案
指定管理者の指定について(
浜松市立積志図書館)について討論いたします。 本議案は、二つの図書館とも株式会社図書館流通センターが指定を受けたことに伴う議案でありまして、我が会派では平成23年5月議会において、二つの図書館に
指定管理者制度を導入する議案が上程されたときにも反対の立場で意見を申し上げておりますが、あえて、図書館の指定管理については大きな問題があることから、反対討論を行います。 反対理由の一つは、図書館の
指定管理者の導入について、図書館を利用する市民や関係する職員、また図書館協議会への説明が非常に不十分であることです。平成23年2月に図書館の臨時館長会議が行われました。図書館のアウトソーシングの議題で多くの疑問・質問が出され、中でも図書館協議会に対して、西・積志図書館の指定管理についての説明のタイミングをいつにするのかという話が出ていますが、余りに上意下達の構図であり、図書館協議会の存在を軽視していると思います。図書館協議会への
指定管理者についての説明は、平成20年度内に3回協議をして、結論としては、課題もあるので当面見合わせるという状況だったものが、一転して、平成22年11月の図書館協議会が終了した後、報告という形で初めて中央図書館長から出されました。多くの問題を含む中で、棚上げになっていた図書館への
指定管理者の話が唐突に出されており、図書館協議会の中で、十分に議論を尽くして結果が出されているとは思えない状況になっています。
指定管理者制度の導入について、市民や図書館協議会や館長や職員への説明が極めて不十分なまま事が運ばれています。また、図書館の事業は安定して、継続して市民に提供されなければなりませんが、それについて不安があることも反対理由とします。 本市では、既に駅前図書館、流通元町の図書館において図書館流通センターが
指定管理者として運営を行い、今回、さらに西・積志図書館とも同じ会社が指定される内容になっています。流通元町図書館では
指定管理者の自主事業も行われておりますが、契約の期間が過ぎた後で、他の業者にかわった場合、同様の事業が行われるかどうかは不明でありまして、行われない場合は、市民からすればサービスの低下になることは否めません。サービスの継続性が保障されておりません。そしてまた、その事業所で働く人の雇用についても同様の問題が発生します。また、選書と児童サービスは市が直営で行うとなっていたにもかかわらず、仕様書では、市が実施する児童サービス事業の業務支援をすることとし、選書についても所蔵が必要と思われる購入希望を市へ提出するようになっています。図書館の経費は圧倒的に人件費でありまして、西図書館では、現在、正規職員3人と非常勤職員3人で対応しており、人件費総額では3240万円になっています。しかし、今回の債務負担行為で計上されています西図書館の1年間の指定管理運営費は2570万円になっておりまして、予想されます水道光熱費など260万円の維持管理費を除きますと2310万円となり、現状のサービスを維持するだけの人手を確保しようと思えば、
指定管理者はかなりの低賃金で人を雇用せざるを得なくなります。図書館法で規定されているとおり、公立図書館は事業に対する対価は求められず、民間事業者が利益を上げようとすれば、労働者の非正規化、低賃金化は必至であり、勢い、市民サービスの低下につながることは目に見えています。 平成20年に社会教育法の一部が改正された際にも、当時の文部科学大臣は、公立図書館への指定管理制度の導入は長期的な視野に立った運営が難しくなり、図書館になじまない。職員の研修機会の確保や後継者の育成等の機会が難しくなると述べております。平成22年12月に総務省から
指定管理者制度について出された通知は先ほどお話ししたとおりです。また、平成20年9月に日本図書館協議会が図書館事業の公契約の基準として作成しているところでは、自治体の責務として、自治体が図書館の管理運営を外部にゆだねることを検討する場合、それが図書館の設置目的を効果的に達成する上で欠かせないことである説明責任を果たす。その検討に当たっては、図書館利用者や図書館事業に通じた外部の有識者を交えた組織で検討し、その経過及び結果を随時議会に報告するとともに、住民に周知するとあるわけですが、本市の図書館のアウトソーシングの進め方とは大きくかけ離れています。 公の施設は住民の人権保障、福祉の増進を図るという目的に沿った運営や、平等に利用することが確保されなければなりませんが、現在の
指定管理者制度には多くの問題があり、専門性、継続性、安定性、そしてサービスの質の向上などが明確に位置づけられていないことを理由に、第1号議案のうち、債務負担行為で計上されております西・積志図書館の管理運営費と合わせて、第52号議案、第53号議案に反対いたします。 以上で、五つの議案に対する反対討論を終わります。(拍手)
○議長(吉村哲志) 以上で討論を終わります。 ただいまから、議題の56件を順次採決いたします。 まず、第1
号議案平成23年度浜松市
一般会計補正予算(第6号)を採決いたします。 本件は、各委員長の報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(吉村哲志) 起立多数と認め、第1号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第2号議案から第20号議案までの19件を一括して採決いたします。 議題の19件は、各委員長の報告どおり、原案を可決することに異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(吉村哲志) 異議なしと認め、第2号議案から第20号議案までの19件は、いずれも原案のとおり可決されました。 次に、第21
号議案浜松市
フルーツパーク条例の制定についてを採決いたします。 本件は、
環境経済委員長の報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕
○議長(吉村哲志) 起立多数と認め、第21号議案は原案のとおり可決されました。 次に、第22号議案から第26号議案までの5件を一括して採決いたします。 議題の5件は、各委員長の報告どおり、原案を可決することに異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(吉村哲志) 異議なしと認め、第22号議案から第26号議案までの5件は、いずれも原案のとおり可決されました。 次に、第27号議案
市有財産処分について(半田山四丁目土地)を採決いたします。 本件は、総務委員長の報告どおり、原案を可決することに賛成の方の起立を求めます。 〔賛成者起立〕